2008年7月21日月曜日
ヒトづくりのおもみ
流して読みましたが、うわべだけでなく精神世界から人を育てあげることが大事といった印象を全体的に受けました。アンチグローバリズムというわけではないですが、スピード社会・成果主義・利益、効率化主義への警鐘といったメッセージも含まれており、本質的なところから人を育て、お互いに成長していこうといった内容。
--memo--
今の若者は知識は豊富だが、いわいる指示待ち社員が多くなった。その背景には、社旗の成熟化を反映して男女とも高学歴になり、企業に入社してくる社員も大卒が増え、といっても受験勉強ばかりしてきた彼らには、知識を記憶し、それを器用にまとめるレポートはかけても、仕事の現場で知識を実践的に応用し、問題を解決していく力は育っていないのではないだろうか。
自分の頭で考え、未来を切り開いていく自立型人材を育てる必要がある。
学んでも考えなければ物事は鮮明にならない。考えても学ばなければ独断に陥って危険だ。
もう一度、自分の頭で考える習慣を取り戻す必要がある。
英国のオックスフォード、ケンブリッジ両大学では、「いかに下手に話せるか」というエリート教育を行ってきたという。わかりやすく無難にまとめた内容を上手に話すよりも、下手でも内容の濃い話を誠実に聴き手に訴えかけ、思考を促すというのがその理由。
人が人を理解し、評価するということは、奥が深く、そんなに簡単に判定できることではない。人を育てるには、「あいまい」を許容することが肝要なのである。ものごと「白か黒」で、そう簡単に割りきれないのである。ちなみに「あいまい」には「はっきりしない」という意味だけでなく、「多義的」という意味がある。
人が成長していく過程で望ましい環境として、豊かな自然とのふれあいがとりわけ大事であることは、これまで多くの哲学者や思想家が述べてきたこと。
人間は動物の一種に違いなく、いわば自然的存在である。同時に家族や学校、社会、団体など様々な次元の社会組織に重層的に属して生きる社会的存在である。
人づくり、人育てにおいても、大いなるヒントが自然の中にある。自然はゆっくりと着実に変化しながら新しいものを生み出していく。自然に生きるとき、人は人らしく育つ。そんなことを自然は教えてくれる。
人は誰かを支えているときには、自分のことばかり考えるけれど、実は相手からどれだけ恵みをもらっているか、きづかないもの。
上司が部下を育てるというが、実は部下との対話や仕事ぶりから無意識のうちに刺激を受けて、逆に上司が部下に教えられる場面が多々ある。そのことに気づけば、上司はもっと謙虚になり、部下からより多くのものを学べるだろう。そうして成長した上司は、さらにもっとよい部下を育てる。すなわち上司と部下の「学びの循環」である。
一般的にいって、いまの評価基準はあまりにも定量(数値)的で短期的すぎると思う。人は定性的で、しかも良し、悪しの部分が混在しており、長い目で見ていかなければその評価は難しい。また、もっとも数値化にしにくい心の部分(夢、志、やる気など)の評価が大事。
「いちばん大事なことは単にいきることそのことではなく、よく生きることである」ソクラテス
よく生きるとは、充実していきることであり、ソクラテスが語ったのは「仕事は情熱をもって取組み、充実感をもって働くべきだ」ということ。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿